通常総会を終えて~持続可能な市場を創る  

石本朗の写真

    去る5月31日に平成30年度通常総会を開催しました。来賓に市場開設者である木幡浩福島市長をお迎えし、平成30年度の事業計画及び予算案、役員改選等の全議案が満場一致で承認されました。

   6期目となりますが、引き続き会長職を担うことになり、その重責に身が引き締まる思いであります。

   さて、今年度は今後の市場の在り方を左右する極めて重要な一年となります。

 

   まずは、①5カ年を計画期間とする23の行動計画を含めた『経営展望』のスタートの年です。市場活性化を目指す計画的で着実な取り組みが求められます。

 

 次に、②国の卸売市場法改正に伴う本市場の独自性や新たなルール等の検討です。今後の市場の在り方が再度問われます。市場条例の改正も必要になるものと考えます。

 

 そして、③開場から46年が経過する市場施設・設備老朽化への対応です。福島市は、去る5月29日に「公共施設の戦略的再編整備検討委員会」を立ち上げました。これまで私達は、平成27年度に『福島市公設卸売市場再整備に係る報告書』を独自に取りまとめて市に提案し、市はそれを受けて平成28年度に『市場整備検討調査業務委託報告書』をまとめています。

    この検討委員会の中で、2020年問題等も含めた市場整備のことを議論していただく必要があります。

    このように、今、待ったなしの取り組むべき課題が山積しています。

 

    青果部・水産物部・花き部の三部が一体となって、叡智を結集し、スピード感を持って、果敢に取り組んでまいりたいと考えております。

 

                                           平成30年6月18日