卸売市場開設50周年を迎え ~ 未来へ向けて安全安心を届け続けます

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 このたび福島市公設卸売市場は、本年10月に開設50周年を迎えました。去る11月2日、開設者福島市の主催で、記念式典を開催していただいたところです。

 式典においては、開設者木幡浩福島市長より場内事業者に対して、感謝状及び記念品を賜り、さらに木幡市長及び真田広志福島市議会議長より、身に余るご祝辞をいただきました。

 続いて同記念式典の後、市場協会が設置した福島市公設卸売市場開設50周年記念事業実行委員会の主催により、ご来賓として開設者福島市から木幡浩市長、清野良彦農政部長、福島市議会より真田広志議長、阿部亨経済民生常任委員長をお迎えしながら、場内事業者とともに、盛大に50周年記念祝賀会を開催させていただきました。

 祝賀会においては、場内事業者の永年勤続表彰や、霊山太鼓の演奏なども交えながら、互いに50周年を祝うとともに親睦を深めたところです。これらを通して、改めて開設50周年を迎えたことに、強く感動し胸が一杯の思いであります。

 本日、50周年のこの日を迎えることができたのは、開設者福島市をはじめ関係行政機関、並びに関係業界の皆様方の、弛まぬご指導と、温かいご支援・ご協力のおかげと、深く感謝しております。

 当市場は、昭和47年11月に青果部と水産物部が新たに業務を開始し、その後平成15年4月には、花き部が開設されました。現在、卸売業者3社、仲卸業者16社、関連事業者等19社が、福島市のみならず、県北地方及び相馬地方の生鮮食料品と、花き等の安定供給のため、「安全・安心・新鮮」をモットーに、しっかりとその役割を果たしてきております。

 これまでの50年間を顧みますと、人口減少と少子高齢化社会の到来、食料需要や流通形態等の変化、これらが進行する中で、平成23年3月に発生した、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故による風評被害の深刻化などにより、市場を取り巻く状況は一変いたしました。そしてさらに、令和元年から新型コロナウイルス感染症が全世界に蔓延してきた結果、社会経済の停滞を引き起こし、農水産物等の流通にも大きな影響を受けてきております。

 我々市場関係者は、こうした時代の変化を的確にとらえ、幾多の障害を乗り越えてきた経験を糧に、開設50周年の本年を新たなスタートとし、開設者と業界とが一体となって、市民・消費者の信頼と期待に応え得る、新しい市場づくりに全力を傾注してまいりますので、関係者の皆様の特段のご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、50周年を迎えてのごあいさつとさせていただきます。

                            令和4年11月4日