「変化」には「攻め」の姿勢で!!

会長 石本 朗

 

平成27年の新たな年を迎えました。年頭にあたりこの一年が皆々様にとりまして希望に満ち、幸多き年となりますよう祈念いたします。

さて、昨年末は衆議院議員総選挙があり、税制・経済政策だけではなく、人口減少・少子高齢社会の進行、年金・医療等、この国の将来を見据えた様々な課題を考える良い機会でした。いずれも市場の将来のあり方に直結する切り離せない問題です。

 国においては第10次卸売市場整備基本方針策定に向けた検討がなされております。私達としては、先の東日本大震災、そして今もって苦しめられている福島原発事故の影響を教訓とし、社会インフラとしての市場の存在意義、それを守っていくシステムや制度等をしっかり議論して欲しいと願うものであります。中央と地方の格差は中央市場と地方市場の格差でもあります。地方が元気になっていく施策や事業、支援策が求められています。

当市場は、昨年4月1日に公設地方卸売市場へ自ら転換し、同時に指定管理者として市場の管理運営も担っています。これまで、市のプラン、市場協会のビジョンに基づく「市民に親しまれる市場」、「世界一安全・安心な市場づくり」をめざし、新たに「市場の土曜感謝市」の開催や「市場パネル展」の実施など、開放事業にも力を入れてまいりました。

また、市場再整備のあり方についての議論も重ねてきました。

平成27年未年、私達は「時代の変化」を的確にとらえ、「攻めの姿勢」で様々な課題にスピード感持って取り組んでいくことを第一に、市場の使命である市民・消費者の台所を、そして、豊かで潤いのある生活を、自信と誇りを持ってしっかりと守ってまいります。

 

                                                                                                             平成27年1月1日