通常総会を終えて~飛躍の一年に  

石本朗の写真

 去る5月30日に平成29年度通常総会を開催しました。提出いたしました平成29年度の事業計画及び予算等、全議案が満場一致で承認されました。

 

今年度は極めて重要な一年となります。福島市は、いよいよ市場経営展望策定に動き出します。

 

私達も、昨年一年をかけ『第2次市場協会中期ビジョン』を策定する中で議論してきた「時代の変化」への対応と「攻めの姿勢」を持って臨んで参りたいと思います。

 

そして、一日も早く全国に向け「新たな福島市場」の姿を発信できればと考えるものであります。

 

また、昨年度、市と共に調査・検討を進めてまいりました「市場再整備のあり方」についても、老朽化対策と2020年問題で、水産部の主要施設である冷蔵庫棟等を含めた市場内のコールドチェーンシステムの強化も喫緊の課題です。早期の基本構想策定について開設者に働きかけてまいります。

 

『福島市公共施設等総合管理計画』を見ますと、老朽化した施設の現況やその対策のために必要な財源等、極めて厳しい状況にあることは理解できます。しかし、先の大震災と原発事故を教訓として、「世界一安全・安心な市場づくり」は、福島市民はもとより県北をはじめとする広域圏の消費者にとって必要不可欠な都市機能です。

 

市全体でご議論いただくこととなりますが、私たち入場事業者も市民・消費者の皆様に市場の使命や役割を伝えていく取り組みが以前にも増して重要であると考えております。  

 

将来にわたり、市民・消費者の台所を、そして、豊かで潤いのある生活を守り、育み、皆さんの期待に応え得る「夢と誇りと活気ある市場づくり」について、総会にあたり改めてその意を強くしたところであります。

 

場内事業者、総力を挙げて取り組んでまいります。

 

 

平成29年6月1日