花は心の食べ物です

橋本稔氏の写真 東日本大震災からまもなく8ヶ月になりますが、復旧復興も遅れており原子力災害も未だ収束せず先が見えませんが、1日も早い復旧復興と原発の収束を願っております。

 夏秋重要産地の飯舘村が全村避難になり、花き部会の生産者の方が90余名おりました。飯舘村の主力品種のトルコキキョウ、リンドウを初めグラジオラス、カスミソウ、デルフィニュームなどを生産しておりました。

 飯舘村の花き部の役員の方が見え、今年の出荷作付けが出来ないと目に涙を浮かべて「残念、無念」とお互いに涙しました。その分が出荷不能になり、北海道・東北各県の経済連・農協・生産者の方に出荷要請しましたが、以前のような満足度ではありません。

 除染して、安心して再生産出来るように願っております。

 浜通りの鉢物生産者の方も地震、津波、原発で災害に遭われております。県内の生産者は生産に使う土についても敏感に対処しており、土の仕入れの時点で放射能のチェックを行っています。これから12月中旬まで、シクラメン、ポインセチアなど年末用品になります。

 こういう状況の中、家庭に潤と安らぎのためにも一輪でも多く花を飾っていただきたいと思います。

 私たちは引き続き、青果・水産と共に安心供給に寄与して参ります。

平成23年度11月1日