カスミソウ(霞草)

かすみ草栽培の様子かすみ草の写真

 地中海沿岸を原産とする宿根カスミ草は、夏季冷涼な気候を好んで生育します。
 昭和村は高冷地で夏は涼しい為にカスミ草栽培には最高の場所ではないかと思います。  
 10数品種の種類があり、昭和村では雪ん子・雪ん子360・スノークィーン・ホワイトロード・ホワイトフェアリー・アルタイルなどを中心に生産されています。
 特に昭和村のカスミ草は全国市町村別中でも、夏秋期の栽培面積では第一位を誇ります。出荷では地元福島は勿論のこと、北は仙台・南は九州沖縄まで、およそ全国40社の生花市場で取り扱われています。また最近では昭和カスミ草の新たな品目として、赤・黄・青・紫・ピンクなどの華やかな色の染めカスミ草があります。今までのカスミ草ですと脇役のイメージがありましたが、最近では若い方からお年寄りの方までいろいろな色を楽しんで、カスミ草だけを飾る人が増えています。
 弊社では年間約18万本を販売し、昭和村のカスミ草は6月より10月頃迄で約3万本を販売しています。これから先まだまだ染めカスミなど多種多様になっているので、市場でどんどん小売店さんに売り込んでいけば需要はまだまだ伸びる品目であると思います。