アキサケ(秋鮭)
9月上旬に北海道全域でサケ定置網の仕掛けが完了となり本格シーズンを迎えてきます。今年は北海道への来遊尾数予想が大不漁だった昨年を3%上回るだけの予想となっており、サケの漁は4年連続の低水準となってしまいそうですので、相場もやや高めになってしまうのではないかと見ています。とはいっても1切れ何百円もするような相場になるわけではなく、比較的手ごろな値段でこれから出回ってくると思います。
サケは牛肉や豚肉などと比べると低カロリー、低脂肪でヘルシーな食材です。また良質なタンパク質は消化、吸収が良く、子供、病人、高齢者にも最適です。そしてサケで特筆すべきは極めて高い抗酸化力で、サケの身の赤い色の色素であるアスタキサンチンが有害な活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素を除去することは老化やガンを予防することになりますので、生活習慣病予防におすすめの魚です。そんなサケはフライ、鍋物、ステーキなど料理方法も豊富で、秋の芋煮やバーベキューではサケのチャンチャン焼きも定番になっています。
サケの良品を選ぶポイントは肉がしまって弾力がある、身に透明感がある、皮がきれいな銀色をしているといったところや、切身でパックされている場合はドリップが出ていないものを選ぶと良いと思います。