生スルメイカ(鯣烏賊)

イカの写真

 スルメイカは一年魚で、東シナ海等で春に孵化し海流にのって日本沿岸を北上した後、秋には産卵に向け南下を始め、産卵後にはその短い一生を終えます。6月はちょうど孵化したイカが海流にのって日本海を中心に北上を始める時期となっており今年も新潟を中心に水揚げが始まっています。
 今年は昨年よりも早いスタートとなっていますので今後の漁も期待できるのではないかと予想されています。この時期のスルメイカはまだ子供ですので型は小さいものが中心ですが、身が軟らかいのが特徴です。刺身はもちろん美味しいですが、火を通しても硬くならないので、天ぷらやさっと湯通ししてしょうが醤油で食べたりしても美味しいと思います。イカは低脂肪、低カロリー、高たんぱくでダイエットに向いた食品です。また豊富に含まれるタウリンが血中のコレルテロールを下げたり、血圧を正常に保つ働きがあり、糖尿病などの心配がある方にもオススメの食品です。
 出始めの身が軟らかいイカが食べられるのもこの時期だけですので、ぜひ多く食べていただきたいと思います。

さやえんどう

エンドウの花さやえんどうの畑の写真

 さやえんどうはマメ科エンドウ属の植物です。原産地は中央アジアから中近東。古代ギリシャ、ローマ時代から栽培されていた歴史ある野菜です。日本で栽培され始めたのは江戸時代です。

 県内では、ハウス物が4月初旬から5月まで。露地物が5月の連休明けから6月中旬頃まで出回ります。露地物のピークは5月末。今年は4月の低温と水不足のため、例年より1週間程遅れています。県内の主要産地は須賀川市、伊達市、二本松市など、他にも県全般で栽培されています。家庭菜園などでも、多く見受けられます。なお、福島県は全国で4番目の生産量を誇ります。(平成23年農林水産省統計データ)

 さやえんどうは、えんどう豆を若いうちに採り、さやのまま食べる緑黄色野菜。カロテンが多く含まれ、食物繊維、ビタミンCも豊富です。食べ方は、炒め物、卵とじ、薄衣を着せて天ぷらに。火を通し過ぎず、パリッとした食感を残した方が、野菜の栄養もしっかり摂れると思います。

 画像は4月25のものです。背丈はまだ膝丈くらい。可愛らしい花は咲き始めていました。

生カツオ(鰹)

カツオの写真

 陽気が暖かくなりカツオを食べたいと思う季節になってきました。今年は昨年よりも水揚げが順調にあり相場も今のところ昨年よりやや安めの相場で推移してきていますので、今後も順調な水揚げを期待したいところです。
 カツオの食べ方としてはやはり刺身やタタキで食べるのが美味しいと思いますが、最近では玉ネギのスライスなどを使ったサラダ感覚で食べるのっけ盛りなども人気のようです。また刺身が残ってしまった場合は竜田揚げにしても美味しいのでお試し頂きたいと思います。
 カツオは疲労回復に作用するビタミンB1、血液をさらさらにするEPA、貧血を予防する鉄など栄養豊富な魚です。特に血合いの部分はビタミンやミネラルの宝庫となっていますので、血合いの部分も出来るだけ一緒に食べていただけると良いと思います。
 良いものの選び方ですが、やはり血合いや身の部分がしっかりと赤い物を選んで頂ければ良いと思います。お店ではサクやお造りで置かれているのがほとんどですので分かりやすいと思います。カツオはこれから最盛期になりますので栄養豊富でおいしいカツオをいろんな形でぜひ食べてみてください。

令和元年市場年報

令和元年市場年報(本編)

令和元年市場年報(資料編)

令和2年福島市公設地方卸売市場青果部
臨時休開市日の変更について

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催の延期に伴い、青果部の臨時休開市日を下記のとおり変更しました。
 なお、年間の営業日数に変更はございません。

1.変更前:7月31日(金曜日)→ 変更後:7月29日(水曜日)
2.変更前:8月7日(金曜日)→ 変更後:8月5日(水曜日)

平成30年市場年報

平成30年市場年報(本編)

平成30年市場年報(資料編)

平成29年市場年報

平成29年市場年報(本編)

平成29年市場年報(資料編)

平成28年市場年報

平成28年市場年報(本編)

平成28年市場年報(資料編)

平成27年市場年報

平成27年市場年報(本編)

平成27年市場年報(資料編)