ダリアはキク科ダリア属の多年性植物です。開花時期は夏から秋にかけてですが、ビニールハウスでの施設栽培で周年出荷されています。花色は大変多く、スタンダードな赤、白、ピンク、黄、から珍しい複色系、色の変わる品種など、多様です。華やかさでブライダルなどにも人気の花です。
主要な産地は地元福島県の他、山形県、岩手県などから出荷されています。当市場としても「地産地消」のPRとして、JA新ふくしまのダリアを主役とした生け花作品の展示などの取り組みをしています。
>>花卉の地産地消PRイベント開催
月別アーカイブ: 11月 2011
花卉の地産地消PRイベント開催
平成23年10月29日(土)・30日(日)の両日、JA福島ビル1階におきまして、華道家元池坊福島支部引立教授「大宮ミエ」先生の御指導のもと、JA新ふくしまアグリカレッジ女性部員の皆様によります、ふくしまのダリアを主役とした作品10品を展示いたしました。
プリンセチア
プリンセチアはトウダイグサ科ユーフォルビア属の植物です。ポインセチアと同じように短日処理をして、葉を紅葉させて、華やかなピンク色を出しての出荷となります。
育て方は、6度以上の室内で日あたりのよい窓際に置いて、水やりは土が乾いてきたらあげてください。湿気には弱いので、鉢皿に水がたまらないようにしてください。
主要な産地は地元福島のほか、茨城県から出荷されています。
カキ(柿)
柿はカキノキ科カキノキ属の落葉樹です。原産地は中国。「古事記」「日本書紀」にも出てくることから奈良時代からなじみのあった果物と言われています。日本で今栽培されているものは、明治時代に始まったものです。
福島の代表する生柿は「平核無柿(ひらたねなしかき)」と「身不知柿(みしらずかき)」が上げられます。両方ともに渋柿です。渋抜きの方法はアルコールやエチレンガス、炭酸ガスを使います。 会津特産の「身不知柿」は「枝が折れてしまうほどたくさんの身をつける」。身の程知らずと言う事からその名がついたと言われています。とろけるような甘さと食感。まさに福島を代表する柿と言えるでしょう。「平核無柿」は果肉がなめらかで、たいへん甘~い柿です。まろやかな口当たりが人気の柿です。
柿はビタミンCが豊富です。日本の果物の中ではトップクラス。カロテン、ミネラル、食物繊維も豊富なので風邪や貧血予防、血圧降下も期待できます。とくにカロテンの一種クリプトチサンチンとリコピンは抗ガン作用があるといわれています。渋みの元のタンニンはアルコール分解作用があります。お酒好きの私にとってもたいへんありがたい果物といえます。二日酔いの朝はぜひ柿を食べましょう。
ちなみに福島県の柿生産量は全国第6位。あんぽ柿の生産が自粛の今年、生柿を食べてみてはいかがでしょうか。実りの秋の代表格「柿」たちが待っています。
花は心の食べ物です
東日本大震災からまもなく8ヶ月になりますが、復旧復興も遅れており原子力災害も未だ収束せず先が見えませんが、1日も早い復旧復興と原発の収束を願っております。
夏秋重要産地の飯舘村が全村避難になり、花き部会の生産者の方が90余名おりました。飯舘村の主力品種のトルコキキョウ、リンドウを初めグラジオラス、カスミソウ、デルフィニュームなどを生産しておりました。
飯舘村の花き部の役員の方が見え、今年の出荷作付けが出来ないと目に涙を浮かべて「残念、無念」とお互いに涙しました。その分が出荷不能になり、北海道・東北各県の経済連・農協・生産者の方に出荷要請しましたが、以前のような満足度ではありません。
除染して、安心して再生産出来るように願っております。
浜通りの鉢物生産者の方も地震、津波、原発で災害に遭われております。県内の生産者は生産に使う土についても敏感に対処しており、土の仕入れの時点で放射能のチェックを行っています。これから12月中旬まで、シクラメン、ポインセチアなど年末用品になります。
こういう状況の中、家庭に潤と安らぎのためにも一輪でも多く花を飾っていただきたいと思います。
私たちは引き続き、青果・水産と共に安心供給に寄与して参ります。
平成23年度11月1日