市場の活気を体感 ~親子市場見学会がスタート

 7月25日、小学4年生とその家族を対象とした市場見学会がスタートしました。
 8月2日までの早朝6日間実施しますが、定員に対し3倍の応募があり抽選とさせていただきました。落選となった皆様には誠に申し訳ございません。
 初回は、マグロのせり売りの現場やマイナス25度の冷蔵庫体験、今が旬の桃やスイカの説明などを受け、最後にビデオを見ながらの朝食会となりました。
 参加者からは、「楽しく市場の仕組みや〈安全・安心・新鮮〉の取組みを学ぶことができました」「市場が身近なものになりました」等々の感想をいただきました。
 子ども達も眠いのによく頑張りました。

親子市場見学会の様子
親子市場見学会の様子
親子市場見学会の様子

大阪、名古屋、札幌のリビング新聞編集長が来訪!

 7月16日、「新生!ふくしまの恵みプロジェクト」生産地ツアーで上記3新聞編集長さんが来場しました。モモの主力品種「あかつき」出荷を前に、福島リビング新聞社が企画した事業で、市場協会三役と場長等でお迎えし、世界一「安全・安心」な取組みについて説明するとともに懇談をいたしました。
 このツアーの様子は、大消費地であります大阪・神戸、名古屋、札幌の各エリア(もちろん福島・郡山エリアでも)で、7月末から8月初旬各紙面に掲載されます。
 風評被害払拭と福島の桃ブランドの強化に大きく貢献する事業です。
 いろんな所で、いろんな支援があることはありがたいことです。
 今年も大いに買って食べましょう。復興再生に一番大切な行動です。

視察中の大阪・名古屋・北海道の各編集長
   ※持参した伊達市のモモを
    編集長自らがモニタリング体験。
    結果はいずれも不検出でした。
モニタリング取材
挨拶する石本会長

食と流通の変化

真柴三次氏の写真

 昭和の時代、産地市場としての福島市場は、活気に溢れた県都、そして、奥羽線の分岐点として東北、北海道への食糧基地であり、作れば売れる時代でした。その後、産地は移動し、食事は胃袋をいっぱいにする時代から、目で楽しみ、そして味の追求に変わりました。家庭では核家族化が進み、女性の社会進出、高齢化などにより外食が多くなり、コンビニでの青果物の販売やスーパーでの個単位販売、素材そのものから加工食品の増加などに変化してきました。
 そして、2年前の3・11東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生です。以来、全国的に青果物離れが起き、売り上げが落ち込んでしまいました。
 量販店での特売は保存冷凍食品などが多く、惣菜や弁当コーナーも広くなりました。そして農協、生協、他社などの加工品、宅配等が多くなっている現在、我々産地市場として今後どうあるべきか、考え、行動しなくてはなりません。
 やるべきことは2つ。その一つは産地市場としての採りたて青果物の美味しさのPRです。もう一つは、収穫から食卓に届くまでの時間の短縮と鮮度の保持です。そこで自社で産地づくりをし、契約栽培を行い、産地市場として農産物の『おいしさ』をPRするほか、市場内コールドチェーン化のため、中温帯保冷庫を設置いたしました。これにより、低温輸送を可能にし、採りたてのままのおいしい、鮮度のある『パリパリ』した農産物をいち早くご家庭に届けることができるようになりました。
 今後は、福島県産の「安全・安心・新鮮」そして、おいしい農産物をご家庭に届けるため、より一層の努力をしてまいります。
 これからの夏秋野菜は、キュウリ、インゲン、トマト、ナス、アスパラなど、果物は桃、ブドウ、梨、リンゴ、柿などです。今年も味は良いようですので、食べてみて贈答にもお使いくださいますようお願いいたします。

平成25年7月9日

ミスピーチキャンペーンクルー市場訪問!

 7月8日早朝、ミスピーチキャンペーンクルーの皆さんの元気な笑顔が市場協会にも届きました。
 クルーは、例年より早く5月末には活動をスタートし、これまでに全国各地に本県産くだもの等のおいしさと安全性をPRいただいています。
 いよいよ主力「モモ」の時機到来です。皆さん一人ひとりの元気なあいさつの中に、本県の再生復興を願う熱い思いと「安全・安心・新鮮」、そして風評被害払拭への意気込みが伝わってきました。
 どうぞ、健康に留意され頑張ってください。期待しています。

ミスピーチキャンペーンクルーの皆さん
訪問の様子