キンメダイ(金目鯛)

キンメダイ(金目鯛)の写真

 キンメダイ目キンメダイ科の魚です。名前のとおりきれいな朱色の体色をしており、金色に輝く大きな目が特徴で30から50センチメートル位の大きさになる魚です。タイという名前が付いていますがタイ科の魚ではありません。
 水深300から800メートルの海底に生息する深海制の魚ですが、このような姿からマダイの代わりに祝い魚として使用する地方もあるようです。
 茨城県以南の太平洋沿岸の各地で獲れ、台湾・フィリピン沖・メキシコ湾にも分布しているので、一年中ほとんど切れ目なく市場に入荷していますが、旬は何といっても冬場の11月からの寒のうちが脂肪も乗って美味しい時期です。

(株)福島丸公 鈴木 茂幸

マダラ(真鱈)

マダラ(真鱈)の写真

 マダラは北半球の寒帯に広く分布し、日本では東北・北海道で採れます。
 体長1メートル以上になります。 食欲がとても旺盛で、いつもおなかが膨れているところから「タラフク」という言葉ができました。
 外海を回遊する「オキダラ(沖鱈)」と、岩場に住みつく「ネダラ(根鱈)」がいます。
 普段は深海にいるので沖合いの底引き網で漁獲しますが、冬に産卵のため浅瀬に来るところを刺し網や延縄(はえなわ)でも採ります。
 水分が多く身が柔らかいので、淡塩で身を締めて「シオダラ(塩鱈)」としても流通します。

(株)福島丸公 鈴木 茂幸

「市場パネル展」開設

市場流通品の情報発信ステーション「市場パネル展」を開設しました。

市場パネル展の写真 福島市中央卸売市場では、この度の原発事故による市場流通品への風評被害の払拭と消費拡大を目的に「市場パネル展」を開設いたします。
 パネル展では、当市場で取扱う生鮮品(青果物・水産物・花卉類)の安全性についての資料をはじめ、放射能検査状況の紹介や産地の現状のほか、市場で行う事業の紹介など、各種情報の発信を行います。
 また、市場食堂「大晃(たいこう)」も一般に開放され、どなたでもご利用していただくことが出来るようになりました。皆様のご来場をお待ちしております。

 開催の詳細は次のとおり。

開催期間

平成23年12月1日(木)から平成24年3月31日(土)

開催日時

市場開場日(TOPページの市場カレンダー参照)
午前10時から午後5時まで(土曜日は午前10時から正午まで)

開催場所

福島市中央卸売市場 管理棟1階(旧東邦銀行市場支店)
※正門入口を入って右側の建物です。

その他

パネル展開催期間中は、「安全・安心・新鮮」な食材メニューを提供 する場内食堂「大晃(たいこう)」もご利用いただけます。
※ただし、「大晃」の利用時間は、午前11時から午後2時までとなります。

お問い合わせ

市場管理事務所 電話:024-553-1211
市場協会 電話:024-553-3431

福島の青果業界の現況

理事長 佐藤敏雄の写真 3月11日から早くも9ヶ月が経とうとしております。 これまで当市場は、県北地方の農産物の卸売拠点として県内は元より全国からの集荷販売をしてきました。

 ところが放射能汚染による出荷停止・制限等で売上の減少を余儀なくされ、従って粗利の減少で苦しんでいるところであります。

 加えて風評被害も重なり経営環境の悪化を危惧しております。  そんな中、消費者の皆様に安全・安心を伝えるべく市場内にパネル展示・ホームページの開設等、市場協会一丸となって取り組んでいるところです。

 今後は、市を始め県の行政の方々と更なる連携を強化し、当市場取り扱い農水産物の安全安心は元より、風評被害払拭に努め広く消費者の皆様方に情報の発信をしていかなければならないと考えております。

平成23年12月1日