市場は、市民・消費者のためにある!!

石本朗の写真

 

 

 平成28年の新たな年を迎えました。年頭にあたりこの一年が皆々様にとりまして希望に満ち、幸多き年となりますよう祈念いたします。

 さて、年が改まりましたが、農林水産業をめぐりましては、国家100年の大計としたTPP協定を受け、国内農業振興をどのように進めていくのか。また、水産物においては、ロシア水域でのサケ・マス流し網漁の禁止、サンマなどの公海での大型外国船による漁獲量の急増など先行きに暗い影を落としており、いずれも個々の事業者の努力もさることながら国家間の交渉や外交など国の役割が強く求められており、早期打開や支援策に期待するものであります。

 併せまして、国の第10次卸売市場整備基本方針が待たれます。私たちは、先の東日本大震災、そして今もって苦しめられている福島原発事故の影響を教訓とし、社会インフラとしての市場の存在意義、それを守っていくシステムや制度等をしっかり盛り込まれることを期待するものであります。地方の市場が元気になっていく施策や事業、支援策が待たれます。

 当市場は、平成26年4月1日に公設地方卸売市場へ自ら転換し、同時に指定管理者として市場の管理運営も担っています。市のプラン、協会のビジョンに基づく「市民に親しまれる市場」、「世界一安全・安心な市場づくり」を目指した取り組みは、着実に成果を上げていると自負しております。

 また、この間、2カ年を掛けまとめた「新たな手法で全国のモデルとなる市場再整備のあり方」を開設者に提言・要望をしてまいりました。その早期整備を願うものです。

 平成28年申年、私達は「時代の変化」を的確にとらえ、「攻めの姿勢」で市場の使命である市民・消費者の台所を、そして、豊かで潤いのある生活を守るべく、自信と誇りを持って取り組んでまいります。

 

平成28年1月1日

第2回親子いけばな&料理教室開催

 12月23日(水)に福島市音楽堂 働く婦人の家において、

「花育」「食育」をテーマとした

親子いけばな&料理教室を開催しました。

今回はクリスマスお正月にちなんだテーマで開催されました。

 

  この企画は、市場協会として今年度2回目の取り組みで、市場流通品の消費拡大と市場経由産品のイメージアップはもちろん、世界的にも注目を浴びている和食と日本の伝統文化の一つであるいけばなの由来や時代背景を理解してもらうために開催したもの。

 今回は、福島市内の小学4年生以上のお子さんと保護者19名が参加し、心に潤いと安らぎを与える“花”を使ったいけばなと、元気を与える“料理”の2つを実習しました。

いけばな

 いけばな教室では、講師に池坊引立教授の阿部ひろみ先生より、池坊の歴史、クリスマスの由来、お正月の迎え方についてのお話があり、その後「クリスマス」をテーマにばらスプレーカーネーションを使ったいけばなを体験しました。

DSC_0282 s_DSC_0418 s_DSC_0421 IMG_2005

料理教室

 

 料理教室では、栄養士 健康管理士 食育指導士の有松悦子先生を招いて、「手まりずし」「筑前煮」「米粉のシフォンケーキ」「いちごのムース」を実習しました。 また、今話題の「腸内フローラ」とは何か説明があり、腸内環境が健康に深く関わることを理解していただけたと思います。

 

 s_DSC_0426

 

   ボリューム満点の体に優しいお料理と癒やしのいけばなに参加した皆さんは大満足の様子でした。

 次回は2月に「ひな祭り」をテーマに予定していますので、ホームページをチェックしてくださいね!

 

年末恒例の「福島市社会福祉基金」への寄附と「福祉みかん」の贈呈

12月18日に、市場まつり運営委員会の恒例行事、平成15年から毎年継続していますチャリティー益金を社会福祉基金へ寄附いたしました。当日は協会三役により直接小林香市長に手渡しました。来場者の皆様の善意でこれまでの寄附額は約197万円余となりました。ありがとうございました。

併せて、福島中央青果卸売株式会社から「福祉みかん」の寄附もありました。昭和52年から実施しており福島中央青果卸売株式会社眞柴三次社長から100箱、出荷団体であります紀州農業協同組合から150箱の計250箱の贈呈があり市内の保育所や障がい者施設に届けられます。

市長からは感謝状と市場の取組みへの御礼のことばをいただきました。

 s_RIMG4038 s_RIMG4043 s_RIMG4052