菊(キク)[大菊]

菊(大菊)の写真 キク科の多年草植物で、花屋さんで見られるものは品種改良された園芸種です。 開花時期は、秋の花ですので短日性植物です。ビニールハウスでの電照栽培で周年出荷されています。
 花色は、白色が主ですが黄色、赤色やピンク色等もあります。 主要産地は地元福島県の他、愛知県・静岡県・青森県などから出荷されています。

リンゴ(林檎)

りんご紅玉の写真

 リンゴはバラ科リンゴ属の植物、原産地は中央アジアの山岳地帯から 西アジアにかけての寒冷地だといわれています。人類が最初に食べた果物がリンゴ。紀元前6000年頃といわれています。日本で今栽培されているものは、明治時代に始まったものです。現在はなんと、7,500以上の品種が栽培されています。

 10月の福島のリンゴの主な品種は「ジョナゴールド」「紅玉」「陽光」などが上げられます。
「ジョナゴールド」は10月上旬から中旬、果肉は硬めでシャリ感があり、酸味と甘みのバランスがよく、“うまい”リンゴです。 「紅玉」も10月上旬から中旬、艶やかな深紅のリンゴ。甘酸っぱいリンゴ本来の味です。 香りもよく、アップルパイ、ジャムなどの加熱調理用にも適しています。 「陽光」は10月中旬から下旬頃。甘さと酸味のバランスが抜群。濃厚な味わい。 日持ちも良く、今や10月の福島のリンゴの代表格といえます。

 リンゴは栄養が豊富です。「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」といわれてきました。カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンC、有機酸などが含まれています。リンゴポリフェノールには脂肪の蓄積を抑制する効果があり、プロシアニンなどによる抗酸化作用や老化防止効果も期待されています。

 余談ですが昔、握力自慢のプロレスラーが素手でリンゴを握りつぶすシーンを思い出しました。

 栄養豊富なリンゴたち、美味しく食べて健康に。身近な果物「リンゴ」。ちょっと手にとって、食べてあげてください。福島のリンゴ。

 

果樹王国ふくしまを守りたい

モモ・ナシに続きカキ・ブドウ・リンゴへの風評懸念も!

星勇氏の写真 産地市場として、「安全・安心・新鮮~風評被害に負けない!」をテーマに9月1日に開設した市場協会のホームページには多くの反響がありました。今後も分かりやすく、役立つ情報の発信に心がけてまいります。

 さて、私たちは「果樹王国ふくしま」の産地市場です。原発災害に伴う風評被害はますます深刻化しております。8月の主力品「モモのあかつき」の市場価格は例年の半分以下でした。東京・神奈川の13卸売市場では平均1キロ当たり195円で昨年同期の55%減で、1キロあたり100円を割れば、生産農家の手取りはゼロだといわれております。ナシも現段階で他県産より安く推移しておりますし、今後のカキ・ブドウ・リンゴなどへの影響も懸念されます。

 いま消費者意識は「食品衛生基準法の放射線量暫定基準値内であれば大丈夫」から「未検出でなければ安心できない」と見えます。そうであれば福島県内の産地支援はもとより長年かけて築きあげてきた「果樹王国ふくしま」は崩壊いたします。

 これは、果樹だけではなく、野菜ほか本市場が扱う水産、花き、すべてに言えることであります。

 これまで、国策として日本の食料自給率向上を食育も含め頑張ってきたところでありますが、風評被害が続けば若者をはじめとする農林水産離れも加速しかねません。国策の根本が崩れてしまいます。原発災害にいつまで苦しめばいいのでしょうか。これまで以上に解決への国の強いリーダーシップを求めたいと思います。

 私たちは、産地市場として、まず基準に基づく安全・安心・新鮮な品目の確保に万全を期します。様々な考え方があることは承知のうえです。どうぞ、市民・消費者の皆様には、産地で一生懸命汗を流し働いている生産者の方々を思い購入いただき、いっぱい食べていただき、産地支援・復興のためにご支援いただけますようお願い申し上げます。

いけばな&料理教室開催

 去る、8月26日(金)に福島市の働く婦人の家において、いけばな&料理教室を開催しました。
 この企画は、市場活性化対策事業の一環として、また震災復興支援事業の一環として「市場から福島を元気にしよう!」をテーマに、市場流通品の消費拡大と市場経由産品のイメージアップを目的に開催したもの。
 今回は、避難を余儀なくされている飯舘村の花き生産者ら15名が参加し、心に潤いと安らぎを与える“花”を使ったいけばなと、元気を与える“料理”の2つを実習しました

いけばな

 いけばな教室では、講師に池坊福島支部教授の大宮ミエ先生を招いて、「心に安らぎを」・「食卓を飾る花(センターピース)」をテーマにグリーンハートやナデシコを使ったいけばなを体験しました。

いけばな教室の写真いけばな教室の写真

料理教室開

 料理教室では、福島市内で活躍するクッキングアドバイザーの久家雅子先生を招いて、「ヘルシーで免疫力アップ」をテーマに、「スンドゥブゥ」と「おからのケーキ」を実習しました。

料理教室の写真料理教室の写真

 飯舘村は福島でも有数の花き生産地。今回の避難によって花の生産・出荷が出来ないなど、大変な思いをされています。今回の教室開催により、少しでも皆さんの支援に繋がれば幸いです。「がんばれ ふくしま!」

親子市場見学会開催

 福島市内の小学4年生とその保護者を対象とした親子市場見学会を、去る8月22日、23日、25日、26日の4日間開催しました。
 今回の見学会は、子どもたちの夏休み期間を利用して、実際の取引がどのように行われているのか、市場の活気を体験してもらうとともに、市場の仕組みを理解してもらうことを目的として開催したものです。
 見学会の開催時間は、朝6時から8時30分まで行われ、事前に申し込みのあった53家族、延べ150名が参加しました。

水産棟見学

水産棟の写真 朝6時からの見学に、子どもたちは眠い目をこすりながら集合しましたが、水産棟に並ぶ大きなマグロの列や、セリの活気にビックリ!

青果棟見学

青果棟見学の写真 つづく青果棟では、売り場の大きさや数々の青果品にワクワク!青果、水産の各担当者からの説明にみんな聞き入っていました。

朝食会

朝食会の写真 見学会終了時の朝食会では、準備した新鮮な刺身をみんな美味しそうに食べていました。

平成23年度 青果まつり企画

主旨

 この度の東日本大震災からの復旧・復興を食を通して応援するため、「市場から福島を元気にしよう‼」のスローガンのもと、市場の施設を有効活用し、生鮮食料品などの特別販売を行うことで地元農産物の消費拡大(地産地消)と市場経由産品のイメージアップを図る。

日時

平成23年9月11日(日)8時~11時(小雨決行)

場所

福島市中央卸売市場(青果実施場所については、仲卸通路を予定)

事業主体

主催

福島市中央卸売市場協会青果まつり実行委員会

共催

福島中央青果卸売株式会社/福島市場青果卸売協同組合/福島青果商業協同組合/福島市中央卸売市場青果精算株式会社

協賛

株式会社福島丸公/福島市水産物卸協同組合/福島水産物商業協同組合/花卉部/関連事業者組合

後援

福島市

内容

福島市場に於いて旬の青果物(地産地消)、そのほかの即売を行う。
(水産物、関連店舗取扱商品、協賛出店取扱品など)

  • 卸・仲卸による青果物(野菜・果物など)の展示、即売、試食など
  • 青果組合員による販売
  • 水産関係の即売
  • 市場関連店舗による販売コーナー
  • 市場関係業者による協賛出店

イベント

  • 霊山太鼓の実演
  • 芋煮(チャリティ:200食)

宣伝

  1. 正門看板
  2. 新聞、テレビ
  3. 市政だより
  4. チラシ(各小売店・学習センター)
  5. その他

産地市場として

安全・安心・新鮮~風評被害に負けない!

 

会長 石本 朗

 東日本大震災から間もなく半年になろうとしていますが、現在も原子力災害は続いており、被災された皆様、また、不安な生活を送っている皆様とともに、一日も早い原発事故の収束と震災からの復旧・復興を願うものであります。

 さて、市場においても原発災害の影響は顕著であります。厳正なる放射線量のチェックに基づく安全・安心な品目を提供しているにもかかわらず、本県の主力品目である果樹取扱の落ち込みや単価の下落、福島県沖の漁の自粛、カツオなど鮮魚の他県への水揚げ、さらに、花きでは計画的避難区域である飯舘村の入荷量の大幅な減少など、風評被害は実害となり、今後ますます深刻化するものと考えます。
 しかし、私たちは、卸売市場の使命である市民・消費者の台所を、そして生活を守ることを第一義に、仕入れ、集荷等いまだ大変な状況にありますが、品目の安定的な確保と供給に全力をあげて取り組んでおります。

 また、産地市場として、被災地復興のためにできること、それは、まず基準に基づく安全・安心な品目の確保に万全を期すこと、そして何よりも消費者の皆様に、産地で一生懸命汗を流し働いている方々を思い購入していただくこと、それが支援につながることを伝えていくことも大切な仕事です。

 そんな思いから、このたび市場の動きや産地への思い、そして、消費者の皆様に知って欲しい情報などを提供する市場協会のホームページを立上げました。

 私たちは、引き続き生鮮食料品、生花等の安定供給を通して震災復興に寄与してまいります。

平成23年9月1日

朝市まつりを開催

7月3日(日)朝市まつりを開催しました

 7月3日(日)午前7時から10時まで、福島市中央卸売市場の敷地内で、朝市まつりを開催しました。
 東京電力福島第一原発事故の風評被害の克服を、食を通じて応援することをテーマとしました。新鮮な青果物、水産物、花きを格安で販売し、県産品の安全性をアピールするブースも設置。たくさんのお客様が来場してくださいました。

山木屋太鼓

朝市山木屋太鼓の写真 当日は、太鼓の日本一に輝いた山木屋太鼓による勇壮な演奏も披露され、来場者を魅了していました。山木屋地区は、現在も原発事故の影響で計画的避難を余儀なくされており、練習も満足に出来ない状況での披露とのことでしたが、さすが「日本一」。素晴らしい太鼓の音色に、来場者はもとより、市場関係者全員が元気をもらいました。

青果販売

朝市青果の写真 仲卸通路を使った即売が行われ、新鮮なサクランボなどの青果物を前に、来場者は市場ならではの雰囲気の中、掛け合いしながらの購入を楽しんでいるようでした。

水産物販売

水産の写真 イカやタコ、生ウニや生アジのほかシジミなど、新鮮な魚介類が並ぶ水産ブースの前は、終日大勢の人で賑わっていました。
 また、例年好評のマグロの解体実演販売コーナーでは、開始と同時に人だかりができ、大盛況となっていました。

花き販売

朝市花きの写真 バラやヒマワリなど色とりどりの花が用意され、あちらこちらで威勢の良い掛け声とともに、多くを買い求める姿が見られました。
 その他、特設ブースではいけばなの体験コーナーも実施しました。

エスニック風 梨の生春巻き

久家雅子の簡単クッキング

エスニック風 梨の生春巻きの写真

材料(4人分)

  • 生春巻きの皮…8枚 
  • 梨…1個 
  • 鶏胸肉…1枚 
  • キュウリ…2本 
  • チリソース…適量 
  • マヨネーズ…適量

作り方

  1.  鶏肉に塩、小1を両面に振り、10分位おいたらレンジで5分、 冷めたら手で割いておく。
  2.  梨、キュウリを千切りにする。
  3.  生春巻きの皮を水で戻し、1の鶏肉と2の梨、キュウリを巻く。
  4.  お好みでチリソース、マヨネーズをつけて召し上がれ☆